セロー250 グリップヒーター ENDURANCE HG120 インプレッション編

部品・用品レビュー

冬の必需品、グリップヒーター。取り付けたのはエンデュランスのHG120。冬はもう終わりそうだが、その恩恵はいかに。気になる消費電力も測定します。使ってみて初めて気付いた暖かいだけじゃないメリットも。

消費電力測定

試走に行く前に電流測定をしました。使用した機器はBSIDE ACM03 Plusというテスター。アマゾンで購入したもので、クランプ式でDC電流が測定できるなるべく安いものというルールで選択しました。当然中華製。精度は不明。レビューもそんなに悪くないので大きくは外れてないと思います。
測定箇所はスターターリレーで分岐した直後です。電源取出場所などの詳しいことは、取付編の記事をご覧ください。測定時の回転数はOBD経由でスマホで表示してます。こちらも詳しくは過去の記事でどうぞ。

テスターの数値を0にリセットします。が若干不安定です。気にせず測定します。

HG120は暖かさのレベルを5段階に切り換えできます。その中で一番暖かいレベル5から測定しました。エンジン始動後の冷機時アイドルアップが終了し規定のアイドル回転数(1300~1500rpm)になってから測定しました。ただ、完全に暖気が完了しているわけではありません。後になって気付いたのですが、完全暖気後には電圧がこの時より下がりました。後述します。暖気のせいなのか外気温のせいなのかはわかりません。測定している車庫の室温は13度でした。以下、各レベルでの計測値です。

レベル5
電流:3.05A
電圧:13.4V

レベル4
電流:2.58A
電圧:14.1V

レベル3
電流:2.07A
電圧:14.2V

レベル2
電流:1.47A
電圧:14.2V

レベル1
電流:0.85A
電圧:14.2V

ちなみにイグニッションON時(エンジンOFF)の電圧は12.4Vです。グリップヒーターはOFFですが、テールランプなどの電装品は通電した状態での値です。

バッテリー直後でクランプして車両全体で放電しているのか充電しているのかを見てみました。
レベル5の時の値が -0.93Aとマイナスの数値が出ましたので、充電しているようです。また、レベル5でもレベル1でもそんなに値に差が無く、この数値が短い不規則な周期で変動しました。基本マイナス側なので充電していますが、時折プラスにもなりました。こちらの写真です。

原因がよくわかりません。テスターが悪いのかとも疑いましたがグリップヒーターのみの電流測定時は安定していたので他に原因があるのでしょう。ただ、アイドリング時の電圧がイグニッションOFF時のバッテリー電圧より高い状態で安定していたので、アイドリング回転でも充電していることは確実で、バッテリーが上がる心配は無いかと思われます。

設定

HG120には三つの設定できる項目があります。

  • レギュレート機能の設定
  • 最大出力の設定
  • スタートアシストの設定

なかなか便利そうな機能ですので簡単に紹介しておきます。

レギュレート機能の設定

バッテリー電圧に追従してグリップヒーターへの通電量を制限する機能です。バッテリー電圧が設定した電圧まで下がったら、それ以上下がらないようにヒーターへの出力を制御するようです。設定範囲は10.0V~13.0Vで0.1V単位で変更できます。初期値は11.4Vです。何Vが適正なのかはまだつかめてませんが、13Vくらいに設定しておけば、アイドリング時には制限が入り、走行中は通常通りの制御となりバッテリーに優しいのでしょうか。使い込みながら様子を見ることにします。

最大出力の設定

最大出力値を減らしてバッテリーへの負荷を少なくする機能です。レベル5の出力とレベル1の出力を設定します。初期値はレベル5が100%でレベル1が20%です。残りは均等割となります。

レベル出力(%)
5100
480
360
240
120
初期値

例えば、レベル5を50%でレベル1を10%に設定すれば次のようになります。

レベル出力(%)
550
440
330
220
110
変更後の出力

セロー250の場合、余裕があるようなので初期値でよろしいかと思いますが、他に消費電力の高い電装品を装着したときなどに、変更できるのはありがたいですね。

スタートアシストの設定

エンジン始動時に出力レベルが高くなり、一定時間たつと通常の出力レベルに自動的に下がる機能です。アシスト時間、スタート時のレベル、通常のレベルを設定します。初期値はスタートアシストを使わないOFFになっています。
使い始めたばかりでスイッチをポチポチ押すのも楽しいので、まだ必要性を感じませんが、毎日、通勤通学で使うような場合は便利かもしれません。

山に行ってきた

お楽しみの試走に行ってきました。下界は暖かいので、高いところへお出かけです。

標高は900m。気温は4度でした。快晴で体感温度高し。グリップヒーターのテストとしてはちょっと条件悪いですけどご勘弁ください。
で、感想ですが、これは一度味わうと元には戻れないといった感じでしょうか。冬でも乗ろうと思わせてくれます。ちょっと主観的すぎるので具体的に。4,5度程度の気温でしたらレベル2くらいでちょうど良かったです。ただ、お断りしておかなければなりませんが、ブラッシュガードが無かったら感想は変わってくると思います。ブラッシュガードのおかげで風をほとんど感じません。山道などで常にクラッチレバーやブレーキレバに指をかけているときはさすがに指先から寒くなりますが、ブラッシュガードが無ければこんなもんじゃ無いと思います。ブラッシュガードの記事もありますので、まだの人はどうぞ。
手袋はオートバイ用ではなく、町中で使用する防風性のほとんど無い厚手のフリース生地のものを着用しました。夏用の皮手袋も試してみたのですが、やはり生地が冷たく感じ、防風性が無くてもフリースの方が暖かかったです。
消費電力の方は、アイドリングでも充電できているのですが、通常の速度で走行しているときはレベル5でも常に14.2Vくらいを保っていますので全く問題ないようです。
また、完全暖気後にアイドリングでの電圧が下がったと前述しましたが、具体的にはこんな電圧です。

レベル5
レベル4
レベル3
レベル2
レベル1
OFF

この時気温6度。山道を走り回ってる最中です。山中ですので電流までは測れてません。原因について、記事を書いている今になって思ったのですが、完全に暖気が完了して車庫での測定時よりアイドリング回転が低くなってるだけかもしれませんね。

最後になりましたけど、グリップヒーターを利用してみて初めて気付いたことがありました。薄手の手袋で運転できるので操作性が大変よろしいってことです。そんなことかいって思われそうですけど、冬用のもこもこ手袋の時と比べると雲泥の差です。スイッチの操作もしやすいし、何より山道等でブレーキやクラッチの微妙な操作ができるのがありがたいです。町中での安全性も増すと思います。
もう一つ、これは好みの問題ですが、グリップが太いのは私にとってはメリットです。なんだか運転しやすい。安心感があるような気もするし、アクセルの操作具合も明らかに変化を感じ好感を持てます。直径差はほんの数ミリなのにこんなに違うんですね。

あとがき

商品紹介編取付編、インプレッション編の3編に分けて紹介してきました。いかがだったでしょうか?まだ使い始めて間もないので耐久性などがわかりませんが、買って良かったランキング上位に入りそうです。機能の設定をするときにディスプレイがあるというのもポイント高いです。なんだか手放しで褒めちゃってるのでエンデュランスの回し者のようですが、決してそんなつながりはありません。
これから使っていくうちに何か不具合でも発生したら、また報告します。

今日は、ここまで。では。

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