冬の必需品、グリップヒーター。あったかいのはわかる。でも気になるのは、貧弱なACジェネレーターとバッテリー。オフロード車にも取り付けできるのか。製品紹介、取付詳細、そしてインプレッションまで。グリップヒーター購入検討中の方の参考になりますかどうか。今回はライバル製品の紹介と購入した商品の詳細についてです。
候補となった製品
有名どころをリストアップしときました。参考にしてください。
- Y’S GEAR:ワイズギア グリップウォーマー360 A
なんと言ってもワイズギアという安心感ですかね。スロットルパイプごと交換するタイプです。ただ、ちょっとお高めなのと、スロットル側のコードが手前側で上に向いて生えているのが気に入らなくて却下。 - KIJIMA:キジマ グリップヒーター GH07
GH07意外にも色々あります。一応名の通ったブランドだし、セロー250に取り付けたよって記事が結構出てるので安心。 - DAYTONA:デイトナ ホットグリップ ヘビーデューティー ビルトイン4Sn
こちらも名の通ったブランド。何種類かあります。一応記事あったので取り付くはず。 - EFFEX:エフェックス グリップヒータースイッチ一体型 EGH011
スイッチ一体型と別体型があります。ネット記事があまり出てこないのが心配。サイズ的には合うんだけど。 - ENDURANCE:エンデュランス グリップヒーターHG120
こちらもスイッチ一体型と別体型があります。車種別専用セットってのもありますけどセロー用は無しです。汎用を選んでください。
私が選んだのはエンデュランスのスイッチ別体型。グリップの長さで3種類あります。セロー250は120mmのHG120が適合します。さて、HG120を選んだ理由ですが、単に電圧計がついてたからです。その他の機能は各社似たり寄ったりです。実売価格も安い方でしたのでこちらをお買い上げです。
製品の詳細
こちらが内容品のすべて。取扱説明書の内容はネット上のものと全く同じです。
では、まずいつものように体重測定。コード接続のギボシ端子など含めて250g。一方、取り外した純正のグリップは95g。差し引き155g増ですね。このほかリレーも使う予定なのでもう少し重くなります。
続いて各部寸法を。
120mmのものを選んだわけだから当然120mm。
デジタル表示のノギスを所有していないので、少々見づらい写真となってますが、ご勘弁ください。
純正のグリップには滑り止めの突起がありますが、こちらは溝はあるけど全周に渡ってなめらかです。純正の突起が長時間乗ってると痛かったのでここはありがたい。
グリップの外径は33.4mm。グリップヒーターってこの太さがいかに細いかを競ってるような雰囲気がありますけど、これくらい太い方が私は好き。純正は28mm。
ツバの部分は48.4mm。純正は59mm。
左側の内径22.2mm。純正はすべてがゴム製でグリップの内径が20mmです。無理やり伸ばしながら取り付けてあります。それに対して、これの内側はプラスチック製。ゴムのような弾性はありません。ハンドルの直径が22.2mmでほぼ締め代がないため接着剤が必須かも。この辺は取付編で。
アクセル側は25.5mm。右側同様、内側がプラスチックで弾性なし。スロットルパイプがほぼ同径なのでこちらも接着剤かな。ちなみに純正は23mmです。
グリップまでのコードはゴムシースでスイッチや電源の部分と比べたら随分と柔らかいです。直径は4.4mm。
ただ、少し気になるのがグリップとコードの接合部。この奥ちゃんと防水になってるのか疑わしい隙間があります。
グリップエンドの形状は貫通で終端部内側に溝が入っています。
その溝にプラスチック製のこちらのグリップエンドを接着するようです。
表示部はテーパーになってて横幅は上と下で1mmほど差があります。
最下部で37mm、上部で36mmくらいです。スイッチは結構クリック感があって静かな場所だとクリック音が聞こえます。乗ってたらまず聞こえないでしょうけど。
縦幅も最下部で37mm、上部で36mmくらいです。
奥行き20mm。
コード太さは6mm、ビニルシースでまあまあ固め。取付場所によってはコードの取り回しに難儀しそうです。
表示部裏面。爪が4カ所あって外すとカバーがとれそう。防水は大丈夫なのだろうか。新品なので外す勇気が持てず未確認です。
ハンドルへの取付部品は3分割です。取付対応径は22.2mm。表示部は回転させることが出来ます。ただ、セレーションが粗いので1駒動かすと8度ほど回ってしまいます。微調整はきかないと思った方が良いです。
組み立てるとこんな感じ。表示部との接合は両面テープです。
グリップのカプラー。2極の防水タイプです。
グリップからカプラーまでのケーブルの長さは630mm。
表示部のカプラー。4極の非防水です。表示部からカプラーまで400mm。
グリップのカプラーは防水なのになぜこちらは防水でないのでしょう。このカプラーとグリップのカプラーとの距離はわずか100mmしかありません。車両に取り付けたときはほぼ同じ位置に固定するはずなのに。流れる電流が違うから?
ヒューズボックス。一応防水。4Aのミニ平形ヒューズです。
電源コードは0.5mm^2です。消費電力が最大40Wらしいので、一応許容電流以下ですが、なんとなくですけど細いイメージ。シースの太さは5mmです。
ギボシ端子からヒューズまでの長さが300mm。ヒューズから4極カプラーまでの長さが110mmです。
配線コネクター、ギボシ端子とスリーブ、丸形端子。
ギボシ端子のサイズは3.5mm(オスの直径)です。エーモンとかの一般的な3.9mmのものとは互換性がありません。
丸形端子は外径12mm、内径6.3mmです。M6のネジまで大丈夫ですね。
配線コネクターは嫌いなので使いません。
厚さ0.2mmのアルミテープです。スロットルパイプが細い場合に貼りますが、セロー250はいらないです。
あとがき
さて、今回はライバルの紹介と取付前の身体測定をしてみました。実は2/19現在、まだ取り付けできてません。早く取り付けないと春が来てしまうので近いうちに頑張ります。また、リストアップした製品もすでに売り切れのものがあります。来シーズンに向けての参考にしてください。
2/27日更新。取付編、インプレッション編も投稿しました。ぜひ。
コメント