ダウンフェンダーのその後。その1。不安的中。セロー250

部品・用品レビュー

3月中旬にアップした、セロー250にTLM220のダウンフェンダーを流用した話の中で、3Dプリンターで製作したフェンダーのステーについて「気になるのはやはり強度ですかね。普通に走る分には何も問題ないでしょうけど、転倒したときとか、何か不意に変な力がかかるとヤバイかもです」と言っていたのですが、先日、現実となってしまいました。今日はその代替品の話です。3Dプリンターで何かパーツを作ってやろうと企んでいる方には少し参考になるかもしれません。


フェンダーステー破壊

嫌な予感は的中するものですね。走行中ではなかったのですが、取り回しの最中にフェンダーの後ろ側を引っ掛けてしまい、左側のステーがあえなく崩壊。割れるのならこのへんだろうなと思っていた辺りからパキッと。割れた部分の厚さは4.5mmでした。印刷した時の主な条件は次のとおりです。もし、3Dプリンターやってる方がいらっしゃったら参考にしてください。素材はPLAでレイヤー高さは0.2mm、ライン幅は0.4mm、ウォール数は3、インフィル密度は25%、でした。この条件ではアウトのようです。というか、条件云々より厚さ不足が最大の敗因と思われます。

車体から外して完全に分離した状態です。車上ではかろうじて繋がっておりました。
破断面です。

代替品

やはり、金属がいいんだろうなと思いつつも、懲りもせず、3Dプリンターで代替品を作成しました。フォークに取り付ける穴付近を厚くし、密度も高くしました。具体的には割れた部分の厚さを4.5mmから7.5mmにしています。わずか3mmのアップですが、触った感じとても強そうです。

左が新バージョン。厚さ7.5mm。見た目も大分強そうです。
裏表ともワッシャー厚さだけ座ぐりを設けています。

段付きワッシャー(元々ついてる黒いやつ)のスペーサー部分の長さが4.5mmなので、ワッシャーの座面が当たる部分の厚さは4.5mmのままで、締め込みのトルクをスペーサーで受けるようにし、他の部分はワッシャー径の座ぐり分(片側1.5mm)だけ厚くなっています。根拠は何処にもありませんが、きっとこれで大丈夫でしょう。念の為、右側のステーは、座ぐり面を深くした厚さ9mmバージョンにして、しばらく検証しようと思います。スペーサー部分の長い、規格違いの段付きワッシャーを購入して、座ぐり無しで全体的に厚くすることも検討したのですが、ちょうどよい規格品が見つからず断念しました。

7.5mmバージョン。右側用モデルとして設計し印刷時に左右を反転し、左側用として使います。
9.0mmバージョン。座ぐりが深い分だけ全体が厚くなります。

密度については座ぐり部分とインサートナットを入れる部分は100%にし、その他は60%です。壁も4層としています。1個あたりの印刷時間は、前回のものは3時間少しでしたが、今回は8時間弱(9.0mmバージョン)かかってます。

フォークへの取り付け穴付近の断面。オレンジ色以外は密度100%です。
インサートナットが入る部分も100%です。

装着

本来ならここで下地を仕上げて塗装をするのですが、しばらく乗ってみて大丈夫であることを確認してから塗装を施そうと思い、今のところ、素地のまま装着しています。


実際に取り付けて、フェンダーをいろんな方向に曲げてみたときに、今までに比べて格段の安心感はあります。

あとがき

さて、今回の破壊で最大の心配事は、この破壊したステーと同じ設計のものを他の方に使って頂いているという事実です。壁の厚さとか密度は変更してあり、私が使っていたものより頑丈ではあるのですが、やはり、少し薄すぎたようです。まだ壊れていないことを願います。使っていただいている方には、近いうちに代替品をお送りする予定ですので、換装していただけると助かります。塗装の手間とか大変なのですが、よろしくお願いします。

では、今日はこの辺りで失礼します。

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コメント

  1. 高山 より:

    rimo様
    ご無沙汰しております高山です。その説は大変お世話になりました。
    ダウンフェンダー取付ステーが壊れる前に自分の足を壊してしまい未だに
    セローに乗れていない(-_-;)情けない状態です。歩く事は出来ます。
    その様な状況も有りブログの更新拝見遅れて申し訳ございませんが、rimo様の良い物を作る探求熱心さには頭が下がります。まだセローには乗れませんが路面を感じるあの感覚を早く感じたいです。カウルのカット思い切りましたね自分はまだ踏み込めません(^^)

    • rimo rimo より:

      高山様
      ご無沙汰しております。こちらこそ、いろいろありがとうございました。そして、コメントありがとうございます。
      今回はフェンダーステーの不具合でご心配をおかけして申し訳ありません。
      実は、この記事に出てくる7.5mmバージョンもあっけなく割れてしまいまして、改良のため、3Dプリンター関連の記事として8月18日に投稿しているようにアニール処理なども試みているのですが、なかなか納得のいくものが出来ていません。
      3Dプリンターをやっている人からすれば、材料変えればええやんって言われそうなのですが、もう少し今の材料で改良していきたいと思っています。温かい目で見てやってください。
      それはそうと、お体の方、大変そうですが、大丈夫でしょうか。無理をなさらぬようご自愛下さいませ。
      カウルカットの件は、私としてはお薦めなんですけど、アップフェンダーに戻さないことが条件になりますから、早く壊れないフェンダーステーを作らないといけませんね。がんばります。
      では、今後ともよろしくおねがいいたします。ありがとうございました。

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