リヤタイヤのサイドウォールに穴が開いたのを機に、タイヤを前後ともIRCのTR-011 TOURISTに交換することにしました。今回はタイヤの身体測定編です。TOURISTとはどんなタイヤ?ってのを見ていきます。
スペック
最初にメーカーサイトのリンクを貼っておきます。
メーカーの説明に次のような言葉があります。
「TR-011をベースに開発された公道走行可能なトライアルタイヤ。トライアルはもちろん、エンデューロやトレイルマシンでの山遊びといった幅広いシチュエーションに使える。」
そう、トライアルっぽいタイヤです。でも私、トライアルはしません。歳取って筋力無くなったし、セロー250重いし、行ったとしても荒れた林道程度。エア圧を下げ気味で使うと良い仕事をするらしいです。前々から欲しかったのですが、購入をためらう理由がありました。それはリヤのタイヤサイズが違うこと。外径が大きいのでノーマルスプロケットでの車軸位置でタイヤの干渉が無いのかどうか? が今ひとつ不明だったのです。このタイヤに換えてる人のブログとか見ると決まったようにフロントのスプロケットを小さくして車軸を後ろにずらしてるんですよね。
どのくらい違うのか、タイヤのスペックを純正のTW301/302と比較してみました。前後共に細かい違いはありますが、やはりリヤの外径が一番気になります。直径で27mm差。
銘柄 | タイヤサイズ | タイプ | 外径 | トレッド幅 | 標準リム幅 | 許容リム幅 |
---|---|---|---|---|---|---|
TR-011 TOURIST Front | 2.75-21 45P | チューブ | 697 | 79 | 1.85 | 1.40-1.85 |
TW301 | 2.75-21 45P | チューブ | 690 | 83 | 1.60 | 1.40-1.85 |
TR-011 TOURIST Rear | 4.00-18 64p | チューブレス | 685 | 109 | 2.50 | 2.15-3.00 |
TW302 | 120/80-18 62P | チューブレス | 658 | 120 | 2.15 | 2.15-3.00 |
ちなみに純正のTW301/302の公式サイトはこちらです。
身体検査
印象
ひげがよく目立ちます。10mmほどあります。そしてトレッド面がフラット。エアを入れると少しは丸くなるのでしょうか。リヤタイヤはバイクのタイヤなのに自立しました。そして写真では分かりませんが、トレッド面、サイドウォール共にとにかく柔らかいというのが一番の印象です。

ブロック高さ
リヤタイヤ新品時のブロック高さは12.5mm程度です。中央とその左右は同じ高さでした。これから摩耗具合を見ていきます。エア圧高いと中央の減りが半端ないとの話もありますので、その辺りも今後の観察対象です。

フロントは7.5mm程度でした。こちらも中央、左右で同じ高さです。

回転指定
ブロックを見ると回転方向は関係ないような気がしましたが、しっかりと回転方向指定がありました。

フロントも回転方向指定ありです。

ウェアインジケーター
リヤにはウェアインジケーターがあります。摩耗限度は0.8mmです。フロントにはありませんでした。

重量
続いて、重量です。随分と柔らかいタイヤですので、軽いイメージがあります。まだ、純正タイヤを測っていないので分かりませんが、純正よりは軽いことを願っておきます。リヤは5.8kgありました。

フロントは3.3kgでした。

耐荷重
十分な余裕がありますので、問題はありませんが、一応写真撮ったので。
リヤ。225kPaの時、280kg。

フロント。225kPaの時、165kg。

製造年月
発注したのが2022年12月初旬で、届いた製品の製造年月は、リヤが2022年の41週目(10月2日からの週)、

フロントが2022年の44週目(10月23日からの週)でした。

購入したのはアマゾンです。値段の変動が結構あるみたいなので、お急ぎでなければ、keepaなどでチェックすることをお薦めします。
あとがき
以上、TR-011 TOURIST を見てきました。次回はリヤタイヤの交換を行います。干渉があるのかどうか? 乗り味は? エア圧を下げて走ったときの燃費は? スピードメーターのずれは? 足つき性は? 確認したいことがたくさんあります。楽しみ。
では、また。
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