昨日の記事にて紹介したTR-011 TOURIST のリヤタイヤを装着してみました。ホイールへの脱着についてはブログで語るより分かりやすいYouTube動画がたくさん上がっていますので、今日の記事は、純正タイヤとの比較と、懸念点であった大径化による干渉の有無などについてです。
重量比較
いやー、もっと差があるかと思ってたんですけど、残念です。TW302は3000kmほど走行していますので、新品だと摩耗分だけもう少し重いはずです。

外径比較
スペック上では27mmの差なのですが、数値以上の違いを感じました。この写真は両タイヤともホイールに装着していない(エア圧による変形がない)状態です。TR-011 TOURISTはトレッド面が柔らかくエアを入れることにより、この写真よりもトレッド面のRがきつくなります。したがって、この写真以上に直径差を感じます。

ホイールの有無のイメージもあるかも知れませんけど、ほんとにこのタイヤが収まるのかってくらい差を感じます。

マッドフラップとの干渉
さて、いよいよ干渉するかどうか問題です。スプロケットは前後とも純正から交換していません。チェーンは新車時から一山分後方に調整していて、私の車両ではアジャスターの5の一つ手前の位置です。

次の写真のように、干渉はないですね。厳密に言うとヒゲは当たってます。ちなみにこのヒゲって業界ではスピューって言うらしいですね。で、このスピューが10mmありますので、マッドフラップとタイヤの間隔はそれ以内であると言うことですがなんとか大丈夫そうです。この写真は後輪を浮かせたときのものでサスは伸びきってます。乗車時にはマッドフラップがスイングアームに押されて微妙に後方に動きますが、タイヤ自身が接触するほどではありません。ただ、走行時にアクティブにスイングアームが動き、走行風も加わるとどうなるのかは不安です。これについては走行後に問題あれば報告します。
また、ホイールを車両に装着する時のチェーンをスプロケットに掛ける作業で、タイヤがあまり前に行かないので掛けられるのか心配でしたが、エアを既定値入れた状態でも結構ギリギリながらも掛けることが出来ました。

右側から見るとこんな感じ。やはりスピューが当たって折れ曲がってます。

パンク時の変形
前回記事でも柔らかいタイヤであることを書きましたが、やはり、エアが抜けたときにかなり潰れてしまいます。TW302だと次の写真のようにまるでパンクしていないかの如く潰れなくて、走行もなんとか出来るのですが、

TR-011 TOURIST だとかなり潰れてしまいます。走行は難しそうです。パンク時に少しでも走れると助かるのですが、タイヤを変形させることでグリップを得る設計だと思うので致し方ありません。

装着イメージ
タイヤ幅はTW302より10mm強細いのですが、細さに違和感は感じません。それより、扁平タイヤではないので高さに迫力があり、存在感があります。
ホイールにはめてエアを入れるまではサイドウォールやトレッド全体の柔らかさを特に感じていたのですが、エアを入れてその辺りに張りが出ると、今度はブロック自体の柔らかさが際立ってきました。指で押すだけでもグニョグニョとたわみます。こんなのでアスファルトでのグリップは大丈夫なの?って思ってしまうくらいです。

あとがき
かなりギリギリではありますが、とりあえず干渉しないことが判明してほっとしています。明日は前輪を交換して慣らし走行に行く予定です。また、前輪に関しては、このタイヤの本領を発揮する低圧での走行を考慮してビードストッパーを入れるべきかどうかを悩んでいます。一応部品は買ってあるのですが、リムに穴を開けることに躊躇しております。
では、今日はこの辺で。また、明日。
コメント