【エブリイ】バックドアを内側から開ける / 部品調達&配置検討編【DA17V】

部品・用品レビュー

エブリイJOINターボのバックドアを内側から開けるための改造をしてみる第2回目は選んだ部品とその配置についてです。ドアアクチュエータの現物取り寄せから始まり、そのレイアウトを考えていたあげくにドアハンドル自体を作ってしまうことにした経緯をお話しします。
初回記事【エブリイ】バックドアを内側から開ける / どんな方法があるのか調査編【DA17V】の続きですので、読まれてない方は是非。

アクチュエータの購入

手元に部品が無い状態で、どうしようかと考察していたのが前回記事で、具体的な取付位置などは決定しないままアクチュエータを使って内側からの開閉を実現しようという方針のみを固めました。今回からは購入した部品と車両を照らし合わせながら、より現実的な方針を決定していきます。まずは、中心的存在のアクチュエータから。

アクチュエータを選択、購入するにあたり考察したのは、ストロークと引く力です。とりあえずドアハンドルを引いた時のワイヤー移動量を測りその移動量と同じか長いストロークを持つアクチュエータを探してみました。

ドアハンドルを閉じた状態でのロックアクチュエータのワイヤー位置。
ドアハンドルを引いた状態。13mm程度以上のストロークが必要そうです。

アマゾンで、「ドアロックモーター」とか「ドアロックアクチュエータ」で検索すると結構な種類が出てきますが、ストロークが表記されていない物も多く存在しました。そんな中私が選んだのはこちら。ストロークは18mmです。

引く力についても定量的に考察したかったのですが、アクチュエータの仕様として引き(押し)の力が明記されている製品が少なく選択肢があまりありませんでした。購入した物は3~3.5kgとの表記がありました。

アクチュエータの配置

商品が届いたところで、実際にバックドアにあてがって配置を検討してみました。前回の記事の最後の動画にあるような、ロックアクチュエータの右側に配置して既存のワイヤー接続部を引くというのが簡単で妥当な気がしましたが、どうしても一つだけ許せない事案がありました。既存のワイヤーを引くことなく接続部のみを移動させることになるので、動作時にワイヤーが湾曲してしまいます。

ワイヤー接続部を引いた状態を再現。ワイヤーにとっては想定外の屈曲だと思います。

特に問題が起きるわけでもなさそうですが、機構的にどうにも美しくなくて気に入りません。というわけで接続部を引く方法は却下です。
で、色々検討して出した答えがハンドル部分のワイヤーをアクチュエータで引いてラッチを解除させるというものです。

アクチュエータをこのあたりに固定して、元のハンドルの代わりに直接ワイヤーを引く構造とします。

既存のハンドルは邪魔なので取り外して、アクチュエータを固定できるハンドル自体を新たに製作することにしました。ハンドルでのメカニカルラッチを取り止め、外側からの操作もスイッチによる電動ラッチに変更することになります。なんだか大変なことになってきました。製作は3Dプリンターです。設計がなかなか大変ですが、それもまた楽しで現在鋭意作成中です。それとドアハンドルを設計するついでに、買ったまま放置していたバックカメラを埋め込むことにしました。

試作3号機の車外側。左の四角の窓にカメラが収まります。
試作3号機の車内側。棒状の部品がアクチュエータとアウターワイヤを支持します。

スイッチは何処に

ドアハンドルによるメカニカルラッチを捨てたので、スイッチはアウター側インナー側にそれぞれ一個ずつ必要になりました。選んだスイッチはこんな物です。特にこだわりも無くトランク用のスイッチを二種類買ってみました。

日産のキャシュカイ用のトランクスイッチらしいです。カプラはカットします。
こちらは起亜のプライド用らしいです。

Aliexpressでの購入です。アマゾンでも販売している(トランクスイッチ)のですが、いかんせん価格差がありすぎです。配送に少々時間が掛かりますがAliexpressさんのお世話になりました。一応リンクは張っておきますが、既に一つは購入できなくなっていましたので、多分同等品だと思われる商品のリンクになります。

他にも「Trunk Button」とか「trunk switch」で検索すると色々出てきます。

配置場所はアウター側はハンドルの奥です。

何度か試作を重ねたほぼ最終形のハンドル。

インナー側はハンドル(設計中)の裏側です。運転中に荷物などで間違って押されてしまわないように、なるべく押されにくい場所を選んでみました。

こちらはまだ設計途中のインナーハンドル。変更の可能性ありです。

ヒューズ、リレーも必要

アクチュエータの説明で書き忘れていましたが、アクチュエータがストローク終端で保持している時の動作電流が4Aほどです。スイッチの仕様が全く分からなかったので、安全のためリレーをはさんでスイッチへの負担を軽くすることとしました。ということでリレーやヒューズの固定も考えなきゃならなくなり、今後電装品が増えることを予想して、次のような格納ボックスを購入してみました。このボックスを何処に取り付けるのかはまだ未定です。予想はしていましたが結構大きいです。幅131mm(取付用突起およびラッチ部含まず)、奥行き70mm、高さ80mmです。

購入はアマゾンさんからです。こちらもAliexpressの方が安く買えたのですが、価格差が許せる範囲でしたし、端子が付属するかどうかが微妙でしたので、早く届きそうなアマゾンを選択しました。

5極80Aのリレーが4個、5A、10A、15A、20Aのヒューズが3個ずつ入っていますので、コストパフォーマンスはなかなか良いと思います。エブリイが採用しているヒューズは低背ヒューズなので、低背ヒューズ用ボックスが欲しかったのですが見つかりませんでした。せめてミニ平形用はないかと探したものの結局平形ヒューズ用となりました。リレーについては80Aもの容量は必要ありませんが、余裕がある方向なので良しとします。消費電力はまだ未測定です。商品説明では4極のリレーとなっていましたが、実際は5極のリレーが入っていました。端子も個数分入っています。ただ、予備はありませんのでやり直しはききません。

その他未考察案件

今日現在買っている部品は以上になります。少しずつ揃ってはいますが、実際に取り付ける場合に電源はどこから取って、どのように配線を取り回すのかとかの具体的な作業は未定のままです。また、運転中に開いてしまう事だけは絶対に避けたいので、そのへんの対策をするべきかも今後の課題です。

あとがき

今回の記事でほぼ現実の進捗度合いに追いつきました。今はインナーハンドルの設計にいそしんでいるところです。印刷をして現物に合わせると不都合なところが出てきて修正してを、きっと何度か繰り返しますので、次のステップ進むのに数日かかりそうな予感がしています。
次回は、アウターハンドル、インナーハンドルの設計や製作について少しふれてみようと思います。
では、また次回。

2022/04/11 追記
続編を公開しました。

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