エブリイ Joinターボ/磁石でガソリンは改質できるのか? オリジナルマグネットチューンで燃費向上を目指す。

部品・用品レビュー

世の中には試しては見たいけれど、手を出すには、効果の根拠・真偽と価格のバランスがよろしくない製品が多々あります。おそらくマグネットが絡むパーツもその類だと思います。また、こういった怪しげな製品が公正取引委員会からの排除命令などで、一時期より入手が難しくなっているようです。ということで、今更感は漂いますが、安く自作できて効果を試すことが出来るのであれば、試さない手はないと思い、ガソリンのホースに磁力線を通してしまうオカルトチューンを施しました。

どんな製品をつくる?

磁石を使ったオカルトチューン用品には色んな種類がありますが、今回製作するのは、フューエルパイプを挟み込むように磁石を配置し、磁力線の作用でガソリンをどうにかするタイプのものです。COMTECのマグチューンMG-600のようなものです。既に述べましたように、排除命令などが出て世間を賑わせた過去があるようですが、僅かなロマンを信じてあれこれ試してみること自体が楽しみですので、その効果について、”そんなに良ければメーカーが最初から付けてます。”ってな意見は聞こえません。

磁石の選定

予算内で、なるべく磁力が強くて高温に耐えれることを基準に選定しました。購入した磁石はネオジム磁石の直径10mm、厚さ10mmのもので、材質はN40SHです。

ネオジム磁石を購入した時はいつも思うのですが、この磁力ってすごいですよね。
この小さな姿でこの力、磁石にはロマンを感じてしまいます。

通常、磁石は温度が高くなるほど磁力が弱くなり、ある温度を超えると、温度を下げても磁力が回復しなくなるのだそうです。そういった理由で、N40などの普通のネオジム磁石の最高使用温度は80°程度らしいのですが、N40SHは150°程度まで頑張ってくれるようです。エンジンルームの何処に取付けても大丈夫そうです。気になる磁石の強さですが、表面磁束密度は500mTで、吸着力は3.87kgです。この値が妥当なのか不足なのかは判断のしようがありません。購入は二六製作所です。このショップは他の磁石専門店よりも高価なものが多いのですが、少量でも送料無料で送ってくれるので買い方次第では安くつきます。購入した磁石のリンクはこちらです。ネオジム磁石(NE094)

取り付け場所の検討

磁石が決まりましたので、次は、何処に取付けるかの検討です。ホースの太さや材質、ホース周りのスペースなど設計に絡みそうな寸法を確認しながら取り付け場所を探します。エンジン近くのフューエルパイプには金属部分とゴム部分があって、金属部分はアルミとかの非鉄金属ではなく明らかに鉄製です。金属製パイプのほうが細い(直径8.0mm)ので、磁石間の距離が短くなってより効果が高まりそうですが、磁力線が貫通しないことには話になりませんので、やむなくゴム部分(直径13.6mm)への取付けとしました。

車体に固定する部分が金属パイプで、それを繋ぐようにゴムホースが配置されています。

ここでひとつ悩んだのが、 インジェクターに近いほうが良いのか、ある程度離れてたほうが良いのかです。磁力線によりガソリンに何らかの変化が起こり、時間とともにそれが元に戻るのであればインジェクターに近い方が理想やろ、と思う一方で、インジェクターがソレノイド式だったら磁力って悪影響あるんちゃう、なんて不安が覗いてみたりで、結局、少し離れたところで決着です。

助手席右下のインマニすぐ上。すなはち、インジェクターのすぐ横。スペース的には取り付けできそうですが、あまりにもインジェクターに近いので不安。
運転席下、タンクの方へ下っていくホース部分。スペースも十分で、熱問題もこちらのほうが優位そうです。ここに決定です。

設計

磁石を収めるホルダーは3Dプリンターで製作します。磁石、フューエルパイプ、固定ネジが収まる、最小のサイズを目指して設計しました。昔、フォレスターで同じようにマグネットチューンを作った経験があるのですが、その時は、フューエルチューブを一旦抜いて、取付けるタイプを作り、燃圧が完全に抜け切れていない状態でチューブを抜いていまい、ガソリンを被るという危険な思いをしたので、今回は二分割にしてM4のボルトで固定します。めねじ側はインサートナットを熱圧入します。磁石は互いに引き合う方向に入れるので、固定しなくても恐らく外れませんが、取付けてみて不安そうだったら接着剤で固める予定です。したがって、磁石の固定の機構は設けません。

製作

いつものように、設計した形状をstl形式のファイルに変換してスライサーに読み込みます。小さい部品ですので、内部の密度を100%にしても、1セットあたり1時間45分程度の印刷時間でした。

中央部分の断面です。

印刷後には、耐熱性と強度を上げるため、オーブンにて、100°で30分のアニール処理をしています。

ヒーターの直接の影響を防ぐため木材の影に配置しています。

固定用のインサートナットを熱圧入します。

ハンダゴテで温めて溶かしながら圧入していきます。

磁石の入る穴がアニール処理で収縮し、偶然、程良い圧入状態になりました。互いに引き合う方向での装着なので多分抜けないです。

オカルトチューン完成です。

取付け

フューエルパイプを挟んで、磁石両サイドのボルトを締めるだけです。ホルダーと磁石の重さもしれてますで、振動などによるパイプへの悪影響も無いと思います。

また、ホルダーの耐熱性も気になるところなので、温度計を設置してしばらくの間、モニターする予定です。

温度センサーは磁石すぐ横のワイヤーハーネスにタイラップで固定しました。

効果は?

本文中で少し触れましたが、オリジナルマグネットチューンを作ったのはこれが2回めです。わざわざ2回めを作るってことは、前回の作品に効果があったということです。低速からトルクが出るようになって、そのおかげでアクセル開度も小さくなり燃費向上~ってな感じだった記憶があります。車両が変われば効果も違うかも知れませんが、燃費向上の夢を抱きながらしばらく乗ってみようと思います。ただ、元々、走行距離が少なめな上、今回のコロナの影響で遠出することがほぼ無くなり、燃費のデータも思うように取れません。まぁ、気長に効果の確認をしていこうと思います。

あとがき

結果が出るまでしばらくかかりそうですが、良い結果がご報告できると信じています。ちなみに、今回のカスタム代は磁石の約900円とホルダーの材料費が30円くらいなので、もし、結果が芳しく無くても大変コストパフォーマンスの良い遊びであります。最後になりましたが、購入してから現在までの燃費データを晒しておきます。今後どのように変動するのか楽しみです。

給油日積算距離区間距離給油量単価金額満タン法
燃費
メーター表示
燃費
2018/12/011414.023.38¥145¥3,390
2019/01/12186172.111.28¥133¥1,50015.3
2019/02/02542355.718.75¥128¥2,40019.0
2019/02/021008465.720.93¥129¥2,70022.3
2019/03/141606597.628.68¥129¥3,70020.820.3
2019/04/041962356.117.19¥128¥2,20020.721.5
2019/08/162473511.323.91¥138¥3,30021.421.2
2019/08/172972499.022.3¥137¥3,05022.422.3
2019/08/193484511.722.54¥138¥3,11122.723.0
2019/08/234022537.822.9¥138¥3,16023.523.0
2019/08/304606584.624.64¥138¥3,40023.723.3
2019/08/315103496.220.22¥138¥2,79024.524.4
2019/10/125637533.829.08¥141¥4,10018.418.4
2020/04/286117480.426.67¥105¥2,80018.018.0
2020/05/296305188.29.52¥105¥1,00019.819.5
2020/07/286994688.330.64¥110¥3,37022.523.2
2020/10/237539545.027.39¥115¥3,15019.920.0
2021/01/088098559.228.39¥118¥3,35019.719.6
2021/01/288785687.131.71¥123¥3,90021.722.2
2021/05/119052267.013.97¥136¥1,90019.119.0
2021/05/259664611.826.81¥138¥3,70022.822.2
2021/06/0210095430.622.07¥145¥3,20019.520.3
  • 平均燃費 20.8km/L
  • 最高燃費 24.5km/L
  • 最低燃費 15.3km/L
  • 平均給油量 22.86L
  • 平均区間距離 458.8km
  • 平均単価 130円
  • 支払総額 65,171円

では、今日はこのへんで失礼します。

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