エブリイ JOINターボ 純正リヤマッドフラップをオリジナル切り抜き文字でにぎやかに。

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先日、純正リヤマッドフラップを取り付けたのですが、あまりにも地味なので急遽、3Dプリンターで文字を印刷してはめ込むことにしました。マッドフラップ自体を自作されている方もいらっしゃるようですが、純正フラップにプチカスタムで妥協します。具体的な数値も書いておきますので、もし同じようなものをめざしたい方がいらっしゃいましたら参考にしてください。


切り抜き文字製作

なんて文字を書こうかと頭を悩ませましたが、センスある言葉も浮かばず、結局、何の面白みも無い、無難なところに落ち着きました。画面上ではこんなイメージになります。

材質はPLAです。前々回の記事で、耐熱性に劣るという話をしましたが、車外の車体下部なので大丈夫だろうという判断です。

印刷完了。

文字の大きさは、大文字で高さ40mmですが、J だけ少し高めです。小文字は30mm。厚みは5mmあります。文字の裏には段付きのピンを印刷してあります。フラップに5.0mmの穴を開けて、そこに差込み固定する予定です。ピンの細い部分の直径は4.8mmで、根本にはC0.5mmの面取りをして応力の集中を避けています。太い部分は5.6mmです。差込み易いよう球状にしてあります。細い部分の長さは3mmです。フラップの厚さ2.5mmに対して0.5mmの隙間を取ってあるのは、ピンにスラスト方向のストレスを与えたくないからです。ピン部分の断面積が狭く、層間剥離を起こすリスクを少しでも避けたいのが理由です。

文字の配置を崩さず、ピンの位置に正確に穴を開けるための治具も印刷しておきます。フラップの素材にはある程度の柔軟性がありますが、ゴムのような伸び縮みは望めないので、ある程度の精度が必要だと思い、この方法を採用しました。利用するドリルの直径5.0mmに対して、穴は5.1mmで設計してあります。大きい四角や丸の肉抜きは印刷時間を節約するためものです。

穴あけ治具。左がJOIN用、右がTurbo用。肉抜きの形には何の意味もこだわりもありません。

取付

まず、フラップに取り付け用の穴を開けます。フラップに穴あけ治具を両面テープで貼り付けます。上下位置はフラップと治具の下端同士をあわせると設計イメージ通りになります。左右位置はフラップ左右端からの距離をスケールで測って位置決めしています。

卓上ボール盤で穴を開けていきます。最初のうちは、慎重に位置合わせをして金具で固定していましたが、時間がかかり面倒なので、後半は手で押さえて開けてます。ずれること無く開いたようです。

治具を剥がすとこんな感じです。柔らかいものに穴を開けた際によく見られる、ドリルの直径より細い穴が開くこともなく、ほぼ5.0mmでした。バリも少なめで大変削りやすい素材です。

あとは、穴にピンを押し込んで完成です。なかなかいい感じ。ガタツキはほぼありません。押し込む時に少々硬すぎるようでしたので、ピンの太い部分は5.4mmくらいで良いかもしれません。ピンが破損しない限り抜け落ちそうもありません。

裏面は何かの卵が産み付けられてるようです。黒く塗装したほうが良さそうです。

車両に取付けるとこうなります。ちょっと文字が大きすぎたような気がしないでもないかな~。

卵問題はとりあえず、白のまま取り付けてみました。気にするのは本人だけでしょうけど、結構目立ちます。


あとがき

さて、今回は地味な純正マッドフラップを少しにぎやかにしてみました。しゃがまないと見えないところなので、完全に自己満足の世界ではあります。さらに、本文では書かなかったのですが、実は今回使ったPLA樹脂は蓄光性のあるものなので、後ろの車のヘッドライトに照らされた後に暗いところに行くと、しばらくの間、ボワッと文字が浮かび上がるはずなんです。だからどうした?なんて聞かないでくださいね。じこまんですから。

では、今回はこのへんで。

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