セロー250 追加した電装品の配線を見直し・・防水カプラーで不安を払拭

部品・用品レビュー

別々のタイミングでカスタムしてきた電装用品の配線を統合的に見直すことにしました。今まで、カプラー類はヘッドライト裏側やタンク下などの比較的濡れにくい場所に設置していましたが、非防水仕様で一抹の不安がありましたので、防水カプラーに置き換えることにします。また、ヒューズホルダも非防水仕様のものがありましたので、防水っぽいホルダーに交換です。この際、ミニ平型、平型、管型とバラバラだった規格をミニ平型に統一します。


配線の現状

現在取付けている電装品は、ETC、USB電源、グリップヒーターの三品です。各製品のコードをなるべく残し、必要に応じて通常のギボシを使って接続していました。その見直し前の状態が下の写真です。元々工具が収納されていたスペースに乱雑に鎮座していて、これを工具を固定していたゴムバンドで無理矢理固定していました。左側の書類を収納するスペースにはETCの本体が入っていますので、工具や書類は車両に搭載できない状態でした。


見直しの目的

前枠でも一部は書きましたが配線の見直しの目的としては次のようなものが挙げられます。

  • 防水カプラーで雨に対する信頼度を上げる
  • ヒューズの規格を統一する
  • 将来の整備時にわかりやすく
  • 見栄えを良くする
  • 工具のためのスペースを確保する

配線設計

現状の配線を見ると乱雑でまとまりがないように感じますが、所詮三品しかありませんので、配線図にすると単純になります。
下の配線図を簡単に説明しておきます。(下図内の丸付き数字は機種依存文字ですので、本文中では(1)などと括弧付き数字で表すこととします)まず、リレー(10)を介してバッテリーから直接取る電源は、スターターリレーユニットのバッテリー側端子(1)に繋いでおり、取り出し直後に10Aのヒューズ(2)を挟んでいます。これにつながる負荷は、USB電源(8)とグリップヒーター(11)および予備(12)の三回路になります。ETC(7)とリレー動作用のメインスイッチに連動する電源は、ホーンに繋がっていた端子(4)から取り出しています。アースは全て共通で、一箇所でボディアース(5)しています。

上図の補足を少々。
左下の緑枠内は既設の配線を表しています。
薄い茶色の枠は、配線の場所を表しています。枠上部に書かれている、”右サイドカバー内”などがその場所です。
左側通線とか右側通線は、タンク下からヘッドライト裏へ向かう時にステムの左右どちら側を通しているかを示しています。
各配線の色は図中の凡例を参照してください。
青線のカプラーが全て防水カプラーになります。


配線加工

まず、利用したカプラー及びカプラー以外の結線の方法についてお話ししておきます。

利用したカプラーは住友電装製の防水カプラーで、販売先に寄って型番が変わっているようです。
ヒーロー電気が扱っているFRSシリーズauto-epartsで販売している090MTシリーズが同じ製品のようで互換性がありました。例えば2極であれば、

ヒーロー電気では、
品名:防水コネクタ(2極)品番:FRS-106N
かん合相手は、
品名:防水コネクタ(2極)品番:FRS-107N
となります。

一方、auto-epartsでは、
090型MT防水/オス2極カプラ(インターロック) [090MT(S)-02M(IL)]
嵌合相手は、
090型MT防水/メス2極カプラ(インターロック) [090MT(S)-02F(IL)]
です。
いずれも、端子や防水用のゴムシールは別売になっています。

ヒーロー電気製の購入は楽天サイトで、auto-epartsの方は直販で購入しました。
また、アマゾンではセットものも扱っているようです。楽天とアマゾンのリンクを貼っておきます。(アフィリエイトリンクです)


カプラー以外で結線する場合は、次のような金具を使っています。
分岐しないで接続する場合は下図のような端子を使いました。図ではまだ施していませんが、圧着後にハンダを流しています。圧着のみで強度的には十分と思われますが念のためです。

圧着及びハンダ後に防水熱収縮チューブで保護をしています。

分岐する場合の接続では下図のようなスプライス端子を使いました。こちらも圧着後にハンダを流して、防水熱収縮チューブで保護しています。

私が購入したのはこちらの製品です。こういった端子を使ったのが初めてなので、これがお勧めかどうかの判断は出来ませんが、特に問題なく使えてます。ただ、大きい端子は圧着工具を持っていませんので、余ることになりそうです。

配線図上では簡単ですが、実際には通す場所や機器の配置場所などの不確定要素がありますので、配線図を眺めながら、比べながら、いろいろ試行錯誤して配線を作っていきます。今回は車両の配線を切断しないので、気楽に出来ることが救いです。

以下に、各場所ごとの配線を説明します。なお、図中の数字は配線図の数字と対応しています。


電源取り出しライン

バッテリーから直接電源を取るラインは、先に結線してしまうと車両の狭い部分で取り回しができなくなってしまうので、線を通した後で結線することにしました。写真では、赤いコードにカバーが掛かっていませんが、出来上がりはフルカバーです。


リレー回路

こちらのリレー部分は、8/20に公開した記事、”セロー250/コンパクトリレーの防水処理とリレーを使った回路にダイオードは必須か?のメーカーの見解。” の中に出てくるものとほぼ同じです。本来であれば、記事中で製作したものを使う予定だったのですが、実際に組み付けてみるとリレーが動作しなくなっていて(なぜ動作不良になったのかは不明)急遽作り直したのが下図のものです。

内部の配線は前回記事のものと同じです。ダイオードは1N4007を使いました。また、リレーを収めるケースにフレームに沿うようにR形状を施し、タイラップ固定時にズレないように溝を追加しています。


ETC

ETCに関しては、ヒューズが平型の大きいものだったので、ミニ平型に変更しています。アンテナ線が長すぎて邪魔なのですが、切断して短くする勇気はありませんでした。

ETCスイッチのカプラーの固定をメーターのすぐ下に変更したので、コードを少し短くしています。


USB電源

ガラス管ヒューズからミニ平型に変更しています。コードの長さも必要最小限に。


グリップヒーター

グリップヒーターのヒューズは最初からミニ平型だったのですが、その場所がなんとも中途半端だったので、他の電装品と同じヒューズホルダに換装してタンク下に移動させます。

元々はコントローラーから出た線がまず4極のカプラーに入り、そこから電源やグリップに分岐していたのですが、直接グリップや電源につなぐように変更しました。元の配線の被覆を剥がして初めて分かったのですが、このコントローラーは、プラス側が共通で、アース側で温度を調整しているようです。したがって、グリップからグリップヒーターコントローラー間のアース線は車両のアースとは導通が全くありません。というか、あったら困ります。何らかの原因でアース線同士が導通すると、フルパワーでグリップが暖かくなると思われます。想像です。検証はしていません。保護回路があるかも知れません。

グリップとの接続は、はじめから防水カプラーでしたが今回購入したものとは形式が違いましたので、変更すると共にコードの長さも短くしています。


配線施工

各配線が出来上がりましたので、実際に車両に組み込んでいきます。


電源取出回路

バッテリーから直の電源は、スターターリレーのバッテリー側配線の接続部から取っています。この接続部にはゴム製のカバーがありますが、新設のコードもカバー内を通すことにより、一緒に隠すことが出来ます。

固定のボルトがM6ですので、エーモンの下記リンクの端子を使っています。ここからタンク下のリレーまでは1.25sqの太さの線を使っています。少し、オーバークオリティです。

スターターリレー下部の隙間にヒューズホルダを置いています。ヒューズはミニ平型の10Aです。固定はしていませんので、振動防止の為、スポンジを下敷きにしてみました。ヒューズ交換時に交換しやすように配線に余裕をもたせているので、手前に引き出して交換することが出来ます。

メインスイッチに連動する電源はホーン端子から取りました。

ボディアースは工具を収納するトレイを固定する中央のボルトに共締しています。


USB電源

USB電源の本体は、左側から取付けているETC本体のすぐ裏側に設置しています。固定はしていません。ヒューズホルダや他の配線でほぼ動かなくなります。


ヒューズホルダ

ETC、USB電源、グリップヒーターそれぞれのヒューズホルダはタイラップで一体化させて装着です。

今回採用したヒューズホルダはアマゾンで買ったもので、見た感じも、評価も、サクラチェッカーによるサクラ度も悪くないのですが、ヒューズの抜き差しがとにかく固いです。個体差があるんでしょうか。参考までにリンク貼っときます。

まとめたヒューズホルダの設置場所は、タンク下のUSB電源本体の右側です。こちらも固定しなくても動きそうにないです。


リレー回路

タンク下、右側フレームにタイラップで固定しました。


グリップヒーター

グリップヒーターはタンク下には配線があるのみです。写真には映らないリレーとタンク裏の間を通っています。


ETC

ETCは今まで通りに左側のトレイ上ですが、アンテナ線がタンクの真下に入る余裕が無くなったので、本体側面でとぐろを巻いています。電源線はタンク下から車両右側に抜けています。


結線

各カプラーをはめ込んでコードを上手くまとめると出来上がりです。USB電源とグリップヒーター関連の配線は車両左側から(上図)、ETC関連のコードは車両右側からヘッドライト裏へ繋がっています。

ヘッドライト裏では、メーターのすぐ下でETCスイッチとグリップヒーターのグリップへのカプラーをまとめています。

グリップヒーターの電源カプラーは、車両のハーネスを固定するバンドで固定しています。

無事、車載工具の収納スペースが戻ってきました。目的達成。めでたし、めでたし。


あとがき

配線図を考える時点でじっくりと考えていたつもりなのですが、記事を書いていると早くも変更したい点が見えてきました。例えば、ヒューズの位置。各製品側の配線に組み込んでいますけど、カプラーより電源側にあった方が電装品を新しくした時に楽だよね。とか。ただ、今回の作業、思っていたより時間がかかって骨が折れましたので、しばらくはこのままにしておきます。

では、今日はこのへんで。

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