【エブリイ】オーディオ系統の配線図【JOIN ターボ 4WD 5MT】

every メンテナンス

前回は電源周りの回路について解説しましたが、今回はオーディオ系統の回路を見ていきます。サービスマニュアルでは、各系統がバラバラに書かれており、電源からオーディオ本体までやイルミネーションやパーキングブレーキの信号まで含めた全体が掴み辛いので、それらをまとめて回路図としてみました。なお、今回の回路図は2017年5月発売モデルのJOINターボ4WD5MTを基準とした回路図ですので、年式の違いによる変更があったり、スピーカーの数が異なるものやステアリングにスイッチのあるワゴンなどとは異なる事をご承知おきください。

回路図が欲しかった理由

昔のJOINターボ(現モデルはオーディオレス仕様)のオーディオは純正ではこんなのが付いてきたわけですけど、

当然、満足できるわけもなく、パイオニアのFH-9400DVSというのを装着しました。

で、その際、多分普通の方は、市販の変換ハーネスを使って取り付けたりするのだと思いますが、

私の場合、ゆくゆくはイグニッションスイッチOFFでもオーディオ系統が使えるようにするつもりでしたので、自由がきくようにすべての配線を純正のカプラーから切断しギボシで個々に接続しました。で、この時にどの線につなぐのかの情報が欲しかったというのが、配線図が必要だった理由となります。取り付けた当時(三年前)はサービスマニュアルを見ながら結線しましたが、先ほども言いましたようにサービスマニュアル上では各系統がバラバラに書かれていて全体を把握しにくいため、今回改めてオーディオ系統のみをまとめてみました。

オーディオ系統の回路図

オーディオ系統の回路図です。
・各ヒューズボックスの場所等については前回の電源回路の記事を参考にしてください。
・ボディーエレクトリカルコントロールモジュール(BCM)への電源回路は省略しています。

端子の説明

カプラーA

1番端子

イグニッションスイッチに関係なくいつでも12Vが印加される常時電源です。

2番端子

ライトのスイッチをスモールおよび、ヘッドライトの位置にしたときに12Vが印加されます。照明類の回路は省いています。

9番端子

いわゆるACC電源で、イグニッションスイッチをACCまたはONにしたときに12Vが印加されます。スターターモーターを回している間は印加されません。

3,4,13,14番端子

スピーカーにつながる配線です。極性を間違えてしまうと音は鳴りますが、位相差が発生してしまいますので、んっ、音が変。ってことになります。また、常時電源および、イルミネーション回路の配線色と同色(白、赤)が存在しますので、誤配線しないよう注意が必要です。

10番端子

10番端子につながっているピンクの配線は、ルーフアンテナ仕様車のアンテナアンプ用の電源みたいです。バンにはその仕様がありませんが配線のみは残っているようです。ピンク線の反対側はダッシュボード右下のスイッチパネルを外すと奥側に見える白いカプラーまで来ています。何にもつながっていません。

ダッシュボード右下、スイッチパネル内部

11番端子

アース端子です。発煙筒の左奥あたりでボディーに接続されています。

カプラーB

1番端子

パーキングブレーキを引いたときにパーキングSWが閉じて0Vになります。スイッチがOPENの時の電圧は、端子に何も接続していないときで1V程度、FH-9400DVSのパーキングブレーキ用端子に接続した状態で3V程度になっています。BCM内の回路が分かりませんので詳細は不明です。

2番端子

ミッションをバックに入れたときに12Vが印加されます。

3番端子

車速センサーの信号が出力されているという話を聞きますが、裏が取れませんでしたので用途不明としています。

あとがき

今回は自分への備忘録としてアップしたきらいがあるのですが、もし必要としている方がいらっしゃいましたら、回路図のPDFファイルをアップしておきますので、ダウンロードして参考にしてください。

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