Ultimaker Cura 4.12.0-beta 新機能紹介記事の掲載後に新たに分かったこと

3Dプリンター

Curaの新しいバージョンを紹介する記事「Ultimaker Cura 4.12.0-beta版公開 一足先に新機能を体験」を先日公開しましたが、その後に判明したことがありますので、短めに紹介したいと思います。

Update file name after saving

前回の記事で何のことだか分からないと言っていましたが、たぶんこれかなっていう情報にたどり着きました。な~んだそんなことかい!といった感じです。
画面左上に現在操作中のプロジェクト名が表示されているのはご存知でしょうか。デフォルトで使っていれば、プリンターの省略名に読み込んだSTLファイルのファイル名が組み合わさったファイル名(プロジェクトファイルを読み込んだ場合はそのファイル名)になっています。

で、「プロジェクトの保存」から新しい名前で保存した時に、今までのバージョンでは、画面左上のプロジェクト名が新しい名前に更新されないで元のままだったようです。

4.12.0 からは保存と同時に新しい名前に変更されます。

コーミングモードにオプション追加

プリント設定「移動」カテゴリーの [コーミングモード] で選択できるオプションは、

  • オフ(Off)
  • すべて(All)
  • スキン内にない(Not in Skin)
  • インフィルのみ(Within Infill)

の4つでしたが、”Not on Outer Surface”というオプションが追加されました。

簡易的に確認しただけですけど、トップスキンの最上層とボトムスキンの最下層において、移動が制限されるようです。その他の層は”すべて”を選択した時と全く同じでした。表層だけを見ると”スキン内にない”と同じように見えますが、 スキンのすべての層で移動が制限されるところが違います。

”Not on Outer Surface” での最上層の様子。
スキン外周付近には移動が見受けられますが、完全に横切る動きは制限されている。
”すべて” での最上層の様子。

上部にスキン層が現れない形状での違いは、最下層のみでした。厳密に言えば最終層にも印刷後の逃げの動作に違いがありましたが、印刷の質に変化はないと思います。

上層表面にスキンがない形状。
”Not on Outer Surface” での最下層の様子。
”すべて” での最下層の様子。違うのは最下層のみ。

コーミングモードの詳細は「プリント設定の解説」内のコーミングを参考にしてください。

今回は以上となります。また何か発見がありましたら報告いたします。

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