セロー250ファイナルエディションのリヤブレーキパッドを交換しました。交換時期が来たわけではありません。乗り始めた当初から、絶対的な制動力というよりコントロール性に不満を持っていたので交換しました。キャリパー、ピストン周りがあまり汚れていなかったので、リヤタイヤを外さない方法で作業しています。手順など参考になさってください。
購入品
購入したのは、デイトナのゴールデンパッドX(アマゾンへのリンク)です。デイトナの他のパッドに比べて少々高い製品ですが、セールで2,900円程度になっていたので買ってみました。
パッケージのキャッチフレーズを見てください。「ブレーキをかけたくなる快感。」「進化し続ける超性能を体感せよ。」いやでも期待が高まるじゃないですか。
色もなかなかよろしいかと。ただ、熱伝導の良い銅かと思いきや・・・。この件は後ほど。
純正パッドとの比較
当然ではありますが、ベースの金属部分の寸法はほぼ同一です。コンマ数ミリの誤差はありました。
続いて、厚さ方向の比較です。約3,000km走行した純正パッドの厚さです。新品が何ミリなのかが分からないので摩耗具合は不明です。
デイトナのゴールデンパッドXは、新品でも純正より摩擦材自体は薄いようです。
重量の比較です。ベースプレートの厚さに差がありますから純正の方が当然軽い。
だけど、何だか差が少ない。もし銅製のベースプレートだったらもっと差があるはず。で、磁石くっつきました。鉄ですね。良き色は表面だけです。そもそも銅製だと強度が足りないんですかね。
パッドの取り外し
まず、キャリパーカバーを取り外します。六角穴付きボルト2本で止まっています。使う工具は4mmです。
続いて、ブレーキパッドサポートボルトを緩めて抜きます。使う工具は5mmです。
ちなみにブレーキパッドサポートボルトとパッドの関係は、次の写真のようにボルトにパッドがぶら下がっているだけです。
したがって、ボルトを抜くとパッドが自重で落ちてきますので、手で拾い出します。
パッドの取り付け
ブレーキパッドサポートボルトを清掃してシリコングリスを薄く塗布します。
ピストン周りの汚れも気になるようでしたら、出来る範囲で清掃します。本格的に清掃したい場合は、ホイールを外してキャリパーを分解することになると思います。
パッドを入れていきます。通常は新しいパッドの方が分厚いのでピストンを押し込む必要があるのですが、今回は新品の方が僅かに薄かったので、ピストンは触っていません。また、パッド裏面にブレーキパッドグリスを塗布する話を良く聞きますが、私は通常塗らないです。ホコリを呼ぶだけですので、ブレーキ鳴きが発生しているとかの塗りたい理由が無い限り不要だと考えています。異論はあるでしょうけど。ちなみにサービスマニュアルには、パッドシムのあるフロントでさえグリスを塗る指示はありません。
パッドの装着時に、二枚一度にセットせず、片側ずつ装着しました。まず、ピストン側のパッドを所定の位置に押し込み、ブレーキパッドサポートボルトを差し込みぶら下げます。この時、ブレーキパッドサポートボルトを奥まで差し込まず、ディスクローターあたりまで差し込んでおきます。
続いて、ホイール側のパッドを押し込み、ブレーキパッドサポートボルトを差し込みます。締付時のトルクは17N・mです。
カバーを取り付けて完成です。カバー取付ボルトのトルクは7N・mです。
制動力に変化はあったか?
換装した後、50kmほど山道を走ってきました。効果は? 正直申し上げて、まだ、分かりません。今までより軽い踏力で効いてるような気もするし、単なるプラシーボのような気もするし。もう少し走り込んで変化がパね~ってなったら、こちらに追記します。
あとがき
実はかなり前(去年の夏頃)に買っていたリヤブレーキパッド。今頃になってやっと交換しました。フロントは買っていないのですが、その理由は、効きにあまり変化が無かったときの残念感が怖かったためです。今はまだ確たる効果を感じていませんが、今後良い変化が見えればフロントも交換する予定です。
では、今日はこの辺で。
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