久しぶりのブログ更新はセローとトリッカーのリコールの話。6月25日に突然ヤマハから封書が届き、開封するとリコールの案内が入っておりました。特定の条件の時にエンストするらしいです。確かに私のセローも過去に意味不明のエンストが発生したことがあります。今回は対象車両、対策内容などをさらりとご報告。
不具合内容
公式サイトによりますとエンストには次の三つの理由があるようです。
- エンジンコントロールユニット(ECU)のプログラムが不適切なため、スロットルをわずかに開けた状態を保持すると、ECUがスロットルは閉じていると認識して燃料を減らし、燃焼室内に吸入される混合気が薄くなる。その状態からスロットルをゆっくり開けると、さらに混合気が薄くなり、最悪の場合、エンストするおそれがある。
- エンジンコントロールユニットのプログラムが不適切なため、スロットルをわずかに開けた状態を保持すると、過度に燃料を増量して燃焼室内に吸入される混合気が濃くなるので、薄くしようと燃料を減らす制御が入る。その状態からスロットルを閉じると、燃料を増量する制御は停止するが、燃料を減らす制御は継続するため、混合気が薄くなり、最悪の場合、エンストするおそれがある。
- エンジンコントロールユニットのプログラムが不適切なため、暖機途中にアイドリング状態を継続すると、排出ガスをクリーンにするために燃料を減らす制御が入り、燃焼室内に吸入される混合気が薄くなる。そのため、エンジン回転が不安定になり、最悪の場合、エンストするおそれがある。
対策
対策は次の通り。
- 全車両、エンジンコントロールユニットのプログラムを対策プログラムに書き換える。
作業時間の目安は約20分程度だそうです。エンジンばらして部品を換えるとかじゃないので、気軽に依頼できますね。

ちなみに今回のリコールは、令和元年10月15日付け「届出番号4580」のリコール対策が不適切であったことがわかったため、再度リコールを実施するものなので、前回のリコールを実施した車両も再度書き換えるみたいです。
対象車両
対象となる車両は平成30年8月以降生産のセローとトリッカーです。
型式 | 通称名 | リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲及び製作期間 | リコール対象車の台数 |
---|---|---|---|
2BK-DG31J | SEROW XT250 | DG31J-000013~DG31J-013124 平成30年8月9日~令和2年7月31日 | 13,065台 |
2BK-DG32J | tricker XG250 | DG32J-000011~DG32J-002034 平成30年8月23日~令和2年7月22日 | 2,024台 |
トリッカーは車体番号と台数が一致しているけど、セローは50台弱ほど合わないのは何なのでしょうね。
なお、リコール等情報検索のサイトで車体番号を入力すると対象のリコールやサービスキャンペーンと実施の有無などが見れますので、中古車を購入した方などは過去のリコールが施されているかどうかをチェックすると安心できるかもです。
修理作業
無償修理の依頼ですが、作業にあたり準備等が必要になるとかの理由で、予め購入した販売店に連絡してください。とのことです。
転居等で販売店が近くに無い場合や、その他の事情で作業が実施できない場合はヤマハ改修コールセンター(TEL:0120-133-120)に問い合わせてください。との案内もありました。個人売買の中古車所有の方はこちらに連絡ですかね。
私の車両では、症状が頻繁に出ているわけでもなく、慌てて修理する必要もなさそうなので、そのうち気が向いた時にでも連絡しようと思っています。
以上、セローとトリッカーのリコールの話でした。
では、また。
2022/07/16 追記
リコール修理に行ってきました。詳しくは以下のリンクからどうぞ。
コメント
買ってすぐにこのエンジンおかしいと止まってしまう報告したけどそんな話聞いたことがないと言われてたのがやったリコールに処理してもらったら余計に酷くなってメーカーに出すことに
昨日80キロ走ったら1度エンスト、二度程息継ぎが
リコールがでて修理しても直らないバイクはメーカーはとうするんでしょうね
住宅街の狭い交差点をとことこ右折するとき、徐行でアクセル戻し安全確認してアクセル開けるとエンストというのは何度かありました。エンストで車輪ロック。寝かせてる状態からだと転けそうになるけど軽さと足つきの良さで転んだことはありません。
ECUのプログラム書き換えで調子良くなりました。ヤマハさんありがとうごうざいます。