【セロー250】エンスト問題のリコールに行ってきました【購入店以外】

serow メンテナンス

2022/06/14に届け出のあった特定条件でエンストする問題のリコール修理に行ってきました。通常でしたら購入店に連絡して日時決定の上持ち込みとなるのでしょうが、私は通販での購入ですので近くに購入店がありません。まぁ、通販と言っても片道160km程度の距離にある店舗ですので、行こうと思えばいけなくもない距離ですが、このくそ暑い中往復320kmはさすがに老体に厳しいと思い、近隣のバイク屋さんにお世話になることとしました。で、この近隣のバイク屋さんをヤマハ改修コールセンターさんのお力で紹介いただいたので、その経緯なども含めてお話しします。

リコール完了までの流れ

リコール案内の封書が届いた06/25から、リコール作業が完了した07/13までの流れは以下の通りです。

  1. リコール案内の封書が届く
  2. ヤマハ改修コールセンターに電話をする
  3. ヤマハ改修コールセンターからリコール作業を引き受けてくれる店舗を紹介してもらう
  4. 紹介された店舗に電話連絡して作業日を決定する
  5. 車両を持ち込む

日付からすると修理作業までに随分時間が掛かっているように見えますが、コールセンターに電話するのが遅れたためであり、コールセンターやバイク屋さんの対応はとても迅速でした。以下でもう少し詳しく見ていきます。

リコール案内の封書が届く

今回のリコールが国土交通省に届けられたのが06/14で、案内書を受け取ったのが06/25です。まあまあ早く届いているのではないでしょうか。
リコールの詳しい内容については以下のサイトに案内書とほぼ同じものが掲載されています。一言で言うと、エンストすることがあるので、ECUのプログラムを書き換えるというものです。

案内書によりますと、無償修理の依頼については、作業にあたり準備等が必要になるので、予め購入した販売店に連絡してください。とのことです。
また、転居等で販売店が近くに無い場合や、その他の事情で作業が実施できない場合はヤマハ改修コールセンター(TEL:0120-133-120)に問い合わせてください。との表記もありました。
今回はこの電話番号にお世話になりました。

ヤマハ改修コールセンターに電話

案内が届いた当初は、思い当たる症状がアイドリング時のエンストのみでしたので、そんなに急がなくても良いかなと思い放置していたのですが、当ブログの読者の方のコメントで微速前進転回中にエンストしてしまって転倒しそうになったという話を聞き、「うん、確かにこれはちょっと怖いな」と感じ、急遽コールセンターに電話をしてリコールの作業を進めることにしました。

電話ではまずフレームNoとかを告げて対象車両かどうかの確認があり、続いて修理までの流れの説明を受けました。作業店舗紹介の方法として、候補を教えていただき自分で交渉する方法とコールセンターの方で修理を受け付けてくれる店舗を確定した上で紹介してもらう方法の2パターンがあるとのことでしたので、後者でお願いすることにしました。
その際に聞かれたのが、

  • 車両を預けることになっても大丈夫か
  • その時に代車は必要か
  • 代車は原付でも大丈夫か
  • 平日、休日等の希望はあるか
  • マフラー等の改造はしていないか

くらいだったと思います。なぜ購入店が近くに無いのかの理由については何も聞かれませんでしたので、作業を行う店舗には、転居によるものなのか、個人間売買や通販等によるものなのかは伝わっていないと思います。
この電話をしたのが07/06の16:00頃です。

ヤマハ改修コールセンターから店舗紹介

折り返し電話が入るのは翌日以降かなと思っていたのですが、当日の17:30に連絡が入りました。なかなか素早い対応です。ヤマハさんありがとうございます。
店舗名(レッドバロンでした)、連絡電話番号、営業時間、担当者名を教えていただき、また、リコールを行ったことを識別するシールを配布する都合上、直ぐには修理に入れないとの説明もありました。

紹介された店舗に電話連絡する

同日、18:00前にレッドバロンに電話をして、07/13に持ち込むことで決定しました。購入店ではないので嫌な雰囲気が漂うかなと思ったのですが、杞憂に終わりました。大変気持ちの良い電話対応でした。レッドバロンさんありがとうございます。

車両を持ち込む

07/13、約束の時間に持ち込み、だいたい40分位で終了するとの説明を受けます。書き換え作業は次のようなものでした。

  • バッテリーにチャージャーを繋ぐ
  • パソコンに謎のUSBメモリーっぽいモノを差し込む
  • バッテリー横のOBDカプラーとパソコンを繋ぐ
  • ECUのプログラムを書き換える
ECUプログラム書換中。車両左の作業台上のノートパソコンと繋がってます。
イグニッションはONですが、エンジンはかけていません。
開いてるソフト、エラーの履歴とか見たり、色々出来るみたい。欲しい。

書き換え前に、エラーの履歴があるかどうかを確認していただきましたが、特にエラーは記録されていませんでした。書き換え作業自体は20分も掛かってなかったです。書き換え後には、空気圧や灯火類とかの運行前点検程度の点検をしていただきました。お世話になりました。
最後に識別シールを車体番号打刻位置上部に貼り付けて作業終了です。

シールを貼付。これ以上増えないことを願います。

リコールを実施したかどうかの確認が以下のURLからで出来ますが、三日後の今日現在は、まだ未実施のままでした。

リコール情報検索

このWebサイトによりますと「修理の実施から実施済の表示まで、おおよそ2週間前後かかることがございます」とのことですのでそのうち変更されるのでしょう。

ECU書換で何か変化は?

書換前でもエンストすることは希でしたし、書換後まだそんなに乗っていませんので、何とも言えませんが、今のところエンストはしていません。おそらく改善されているのでしょう。
ただ、何となくアクセルを微妙に開けたときのレスポンスがリニアじゃ無くなったような気がしてならないのですが、気のせいですかね。ハンドルフルロックでUターンするときなんかの微妙なアクセルワークが難しくなったような気がするんです。うーん、私が下手くそになったのかもしれません。

あとがき

無事、リコール修理が完了しました。レッドバロンさん、ヤマハ改修コールセンターさん、ありがとうございました。これで安心して乗ることが出来ます。
今回は購入店以外に持ち込んだのですが、過去の私の感覚では、購入店以外に修理を持ち込むと、「買ったとこに持って行けよな」的な雰囲気を微妙に醸し出すイメージでした。しかし今回のレッドバロンさんはそういったことが一切無く気持ちよく対応して頂きました。今は、どこのバイク屋さんでもウェルカムなんですかね?
まぁ、私がバイク屋を経営していたとしたら、他店購入車両を拒む理由なんて思いつかないですし、逆に、新しい顧客になるかもしれないし、リコールの作業工賃はヤマハさんからもらえるしで、ウェルカムでしかないんですけどね。実際に経営すると単なる1ユーザーには分からない何かがあるのでしょうか。

これ以上リコールが発生しないことを願って今回はここまで。では、また。

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