【Coconi】ソフトクローザーの後付け アダプターVer2【SC-100】

家の改造

過去記事にて、本来取付不可能な場所へ「ドア音ケア Coconi SC-100 DB」というソフトクローザーを取り付けました。ですが、形状要件を満たすための補助部材の取付けねじがどうにもかっこ悪く気に入らないので、Ver2を製作し他の引き戸に取り付けてみました。ほんの少し垢抜けた感がある気がしています。

Ver1

まず、前回作ったVer1を簡単に紹介しておきます。
取付後の状態がこちら。取付けねじが丸見え。

緑っぽい部品が前回作った補助部材です。そもそも何故これが必要なのかというと、このSC-100という製品は、扉の面から上枠の縁までの寸法が18mm以上必要(下図参照)ですが、我が家の引き戸は10mmしかないので、部分的に18mmを満たすように補助部材で補っているという訳です。

この補助部材の気に入らない点が取付のネジ。丸見えなのが許せなくなってVer2製作となりました。
で、作り直すついでに、Ver1では利用していたストッパーベースを補助部材と一体化してストッパーのみを利用することにしました。

設計・製作

いつものようにFusion360で設計です。
前回は両面テープとネジで固定していたのですが、少し強力な両面テープのみの固定で大丈夫と判断し、ネジ穴を取り払い、両面テープが厚くなる分だけ本体を少し薄くしています。そして、下部にストッパーベース替わりの部分とストッパー取付けねじ穴を追加しました。

3Dプリンターで印刷するためスライサーで印刷データを作ります。
今回は強度、精度、に気を遣う部分が無いのでほぼデフォルトで作成しています。

出来上がりがこちら。

ねじ部は、熱インサートナットを挿入しています。いつも通り、半田ごてで押し込んでます。

取付作業

ストッパーベースを一体化したため、製品付属の取付治具が利用できなくなりました。そのため、補助部材を設計する段階で、左右は縦枠からの距離、上下は上枠の面取り基準でストッパーが所定の位置に来るようにしています。
したがって、まず、閉まり側の縦枠からの距離が分かるようにマスキングテープで目印をします。

補助部材を貼り付けます。左右位置はマスキングテープで決まります。

上下位置は上枠の面取りに合わせると決まります。

閉まり側ストッパーはこれで完成です。

続いて、本体用の位置決めマスキングテープを貼ります。
扉の端から100mm、上枠から45mmが本来の取付方法で取り付けた位置と一致します。

マスキングテープに合わせ本体を貼り付けます。

マスキングテープを剥がして閉じ側は完成です。次は貼り付けた本体に合わせて開き側ストッパーを貼り付けます。

まず、扉を開ききった位置に移動させます。取付治具にストッパーベースをセットし、本体で位置を決めてマスキングテープを貼ります。

取付治具を外し、扉を右に移動させ、マスキングテープに合わせ補助部材を貼ると完成です。

全体はこんな感じ。

あとがき

固定ネジなし両面テープ仕様が完成です。Ver1に比べて、随分すっきりした気がします。これでしばらく運用してみて、両面テープのみで大丈夫かどうか確かめます。

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