【合併処理浄化槽】ブロワーをタイマーで制御【pH改善】

家の改造

今まで当ブログでは取り上げてこなかった浄化槽のことを書いてみようと思います。浄化槽の点検や清掃って業者に任せっぱなしの方が多いと思いますが、興味を持って見てみると奥が深くて結構面白い世界なんです。今回はブロワーをタイマーで制御して水質がどう変わったかの話です。

タイマーで制御する理由

タイマーを設置するに至ったのには二つの理由があります。一つはpH値の改善、そしてもう一つが電気代の節約です。

Ph値改善

浄化槽が正常に機能しているかどうかの指標は色々ありますが、我が家の浄化槽はどうも酸性に傾く傾向があります。7人槽が埋まっているのですが、現在は一人暮らしなので少々ばっ気過多になっているのではないかと疑ってみました。タイマーを付ける前はエアの流入管のバルブで流量を制限して様子を見ていましたが、流量が定量的に計測できないので、タイマーを付けて時間で管理してみようというわけです。

節電

現在可動しているブロワーは安永エアポンプのLP-80Eという機種です。2011年12月に取り替えましたが、未だ故障知らずです。驚異的な耐久性ですし、動作音も静かで大変気に入っています。

残念ながら既に廃盤で後継機はAP-80H(アマゾンへのリンク)となっていて、若干省エネになってます。
LP-80Eの消費電力は仕様書上では57Wで、実測では0.60A程度流れていました。

この電力を多いとみるか少ないとみるかは微妙なラインではありますが、これが24時間フルに稼働しているので塵も積もればです。

タイマーの設置

元々あった防水コンセントを取り外して、防水ウォルボックスを固定し、その中にタイマーなどを設置しました。一口のコンセントは屋外で何か電気製品を使うときに便利かなと思って設置しているだけなので、今回のタイマーとは無関係です。

タイマー

タイマーは昔ながらのアナログ式を採用しました。REVEX の PT7(アマゾンへのリンク) と言う製品で15分単位でON、OFFを制御できます。外周部の爪を押し込んでいるところがON、手前にある状態がOFFとなります。写真では1時間ごとにオンオフを繰り返す設定になっています。

ウオルボックス

タイマーが非防水ですので、雨が侵入しないよう一応屋根付きの未来工業のWB-11DHM(アマゾンへのリンク)を購入しました。

パッキン等は一切入っていませんので、家の庇の下とはいっても、台風の時とかはちょっと疑問です。扉は南京錠がかけられる穴がついています。

結果

どの程度制限するのが適正なのかのデータがありませんので、とりあえず1時間ごとにオンオフを繰り返すよう設定し水質を見てみることにしました。契約している浄化槽点検業者が3ヶ月ごとの点検ですので、具体的な数値はその間隔で確認することになります。少々間隔が長いので、pHは手持ちの試薬で気が向いたときに測定する予定です。透視度も透視度計を自作しようかと検討中です。

Ph改善

前回の点検がR4/12末で、タイマー可動を開始したのはR4/10末ですので、1時間ごとのオンオフで約2ヶ月運用した結果がこちらです。左がpH、右が溶存酸素量(DO)です。

30cmでの透視度はこちら。底の十字がクッキリ見えてます。軽くクリアです。

下表は過去2年間の測定値の推移です。この2年間で同居人数の変動が数回ありましたで、単純比較は出来ませんが、R4/9 と R4/12 の pH の結果だけを見るとタイマーの効果が出ていると判断して良いのでしょうか。

R3/3R3/6R3/9R3/12R4/3R4/6R4/9R4/12
pH5.86.65.87.07.05.85.87.3
DO11.28.68.06.87.06.79.89.6
透視度3030303030303030
水温18.024.525.517.317.025.726.711.0

溶存酸素量に関しては水温の割に値が高すぎる気がしています。測定方法で気になることがあるので、測定方法を少し変更してもらおうかとも思いましたが、点検のプロの方に突っ込むのも何だかなので思い留まっています。
透視度は透視度計が30cmのものなので数値的には全て同じになっていますが、毎回見え方が変わってます。使用水量が減る(同居人が減る)と明らかに透明度が上がります。

節電

1時間ごとにオンオフをしていますので単純に考えると50%省エネです。タイマー利用開始の前と後の電気利用料を、電力会社の利用実績のページで見てみると、だいたい計算通りの差があります。下の二つのグラフは家を留守にしたとある日の使用電力量です。留守にしていた共通の時間帯(5:00から16:00)の利用量を見ると11時間で0.3kwh程度の差があるようです。

あとがき

タイマーでブロワーの稼働時間を制限することで、水質も節電も良い結果が得られました。といってもまだ3ヶ月弱ですので、これから季節による差であるとか、同じ50%の節電でも例えば1時間ごとと30分ごとで何か差があるのかなどデータを取っていきたいと思っています。

では、今日はこの辺で。

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